明るくわかりやすく、そして店名も変更
昨年の3月17日にオープンした「NoCCS」が本日より2年目に突入しました。コレまでお越しいただきました皆さまには大変感謝しております!
さて昨年のオープン時は「おつまみ的な中国の簡単な料理を出すカジュアルバー」としてスタートしたお店なのですが、思えばこの1年でドンドン変わっていきました。しかしながら1年経ってもまだまだヒマな日が多く、苦戦している毎日ですが、今日はこの1年を少し振り返ってみたいと思います。
1枚目に写ってる画像は本日17日のものですが、先月の2月26日に店名を「愛❤麻婆(あい❤まーぷお)」に変更し、ファサードデザインも少し手を加えました。以前よりハデに、明るく、わかりやすく目立つように変わりました。
実際に1年前の画像を見るとかなり変わったなぁ~、と我ながら思います。
1年間を振り返ってみる
元々隠れ家的な感じでやればいいかなぁ~、と思っていたのですが、実際には「隠れ家的な」と言うどころか本当に誰にも気づかれない状態が続きました・・・。(笑)
当時はテントにも「NoCCS」とロゴを入れているだけで、何屋なのかがよくわからない。ガラス越しに見える店内の雰囲気でわかるだろうと思っていたのが大間違いでした。
なのでオープン当初はお知り合いか、店内を覗いてよほど興味のある方しかなかなかご来店いただけませんでした。しかもせっかく来ていただいても、お客さんへの接客自体が不慣れなものでなかなかご満足いただける対応もできてなかったように思います。反省・・・。
当時は夜になるとテントのロゴもほとんど見えず、ただ単に店内だけが明るい感じ。しかも当初はバーっぽくするために店内の照度も落とし気味でしたのでかなり入りにくかっただろうと思います。来られたお客さんからも「気にはなってたけどなかなか入れなかった」との意見も多くありました。
本来、日本にある中華料理店は日本人向けに食べやすいように若干味を変えているお店が多いのですが、そこをあえて中国そのままの料理を出していたため、お客さんの好き嫌いはハッキリ分かれるだろうとは思ってました。
そもそも「中国人の愛ちゃんが作る料理=中国で作っていたそのままの味」で、愛ちゃん自身も日本の中華料理は知らないので日本人向けの味に変えることは出来ないですし、実際に変えることもしませんでした。 それでも来ていただいた方からは料理が美味しいと言っていただけることもあり、特に飲食業に関わってる方々には他店にはない味ということで一定の評価もいただくこともあったことが励みになりました。
小手先の抵抗では良くならないことを実感
そしてお店の運営が少し慣れてきた時点でもっと多くの方に知ってもらうためにと5月からはランチを始めましたが、第一弾はメニュー構成と価格設定を失敗しリピーターもほとんどなし。そしていろいろと試行錯誤の後、480円、580円のツープライスランチでとりあえず現在は落ち着いています。
また当初の予想に反してお酒を飲むというよりも料理目的のお客さんが増えてきたために、バーというイメージを変えるために明確に「中国家庭料理」という文字をテントにも入れました。「NoCCS」というのも読みづらいようでしたのでカタカナで「ノックス」とも。
せっかくなのでもっと中国感を出そうということで提灯を吊ったり、その後は照明を増やしたり何かとハデになっていきましたね。(笑)
とはいえ、やっぱりわかりにくいのか、なかなか新しいお客さんも増えず苦戦。チラシを作っては時間のあるときにポスティングをするもなかなか新しいお客さんが増えることもない状態が続きました。
そもそも「バー&簡単なおつまみ」のつもりで決めた場所なので、本格的な料理ができる設備もなく、料理はひとつずつしか作れず時間もかかります。なので万が一、お客さんが増えたら対応できません。ならばある程度メニューも絞り込んでスピードアップ出来るようにしたほうがいいのではないかと。そこでこれまでで一番リピート率が高かった人気メニューの「麻婆豆腐」を全面的に打ち出した店に変えようということになりました。
もっと身近に、愛着を持ってもらえるお店を目指す
その時は牛丼やカレーチェーンのように専門的にやろうとも考えましたが、今の立地では単品勝負ではチョット厳しいかとも。それ以上に、これまでお酒を飲みながらお料理を楽しんで頂いてるお客さんが好きなメニューはぜひ残そう、ということで、時間がかかるメニューを少し減らし、小皿メニューを増やす方針となりました。
そしてなんと言っても最大の変更は、今回の内容変更に伴い、店名(屋号)をわかりやすいものに変えることでした。もっと身近なイメージに、もっと印象に残るようにとキャラクターも作成。できるだけお店に対して親近感を持ってもらえればと願って。
そして店名は「愛❤麻婆(あい❤まーぷぅお)」に決定!
「愛」は愛ちゃんのお店であることと、「麻婆が好き」と言う2つの意味が込められています。四川料理のお店ではありませんが、お店の看板メニューが麻婆豆腐であることがわかりやすく伝わればなぁ~、と思っています。
ちなみに日本では麻婆を一般的に「マーボー」と表記されますが、中国読みでは「mapo≒まーぷぅお」となります。そこはチョットしたこだわりでもあります。
看板メニューは一番人気の「麻婆豆腐」
そして看板メニューの麻婆豆腐ですが、辛さに関してはお客さんの好みの幅が広く、これまでも要望を聞きながら調整することもありました。そういうことであれば初めからお客さんの希望通りの味で提供できればいいんじゃないかということで、現在は「麻(しびれ)」と「辣(唐辛子)」を5段階で選べるようにし、かつ豆腐も「絹」と「木綿」も用意しました。
とは言え、お客さんにしたら注文の仕方がわかりにくくめんどくさい。なのでオープンに合わせて新メニューを作り変えてからの半月の間にすでに3回作り直しました。(笑)
それでもファサードやシステムの変更の効果もあってか、この半月で新しく麻婆豆腐が好きなお客さんが少しずつですが来られるようになりました。本当にありがたいことです。
今回のリニューアルで学んだこと。
お店側が思ってるほどお客さんはお店のことを意識していないということで、できるだけストレートにわかりやすく伝えることですね。今でもまだまだ足りない部分が多いので、できるだけ皆さんにわかりやすいようにアピールしていきたいと思っています。
お店はお客さんが楽しく、美味しくお料理を食べたりお酒を飲める空間を作っていくように努力したいと思いますので、今後とも「愛❤麻婆(あい❤まーぷぅお)」をどうぞよろしくお願いいたします!
なおこれからも新メニューの開発を進めていきますのでご期待くださいませ。