世界遺産『黄山(HuangShan)』(安徽省)

yahong
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2013年の春節にいったときの旅行記です。中国国内での旅行を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

まさに仙人が住む世界『黃山』

切り立った石山に雲海が立ちこめる世界遺産「黄山」

春節休みをいただいてる2月14日~16日の3日間でチョットした旅行に出かけて来ました。

元々ドコに行く予定もしてなかったのですが、長い間北京にいてても仕方ないということで急遽どっかへ行こうということになり、たまたまエア便とホテルの取れたのが安徽省にある「黄山(HuangShan)」でした。

黄山は「黄山を登らずして山を語るなかれ!」と言われるほどの名山で、水墨画にもよく描かれています。

世界遺産ということでチョットの期待を持って行ったのですが、コレがまたスゴい所で予想以上に感動しました。皆さんにも是非機会があれば行ってみては、と思いアップします。

画像なんかでは見たことはあるものの、実際に行ってみると”ホンマにこんなところがあるの?”と言うぐらい自然のスケールの大きさに感動します。

北京からだと2日半あればなんとかひと順繰りすることができます
今回自分たちが組んだスケジュールは偶然にも旅行会社が提供する日本人向けのツアーと同じパターンで、夕方北京出発で夜に黄山入り。翌朝から山へ入り、その夜は山頂で一泊。その次の夜中に北京へ戻ってくるというコース。 このパターンが一番効率がいいっていうことなんでしょうね。

まずは北京から「黃山」へ

18:20北京発の便に乗り、2時間10分後の20:30には黄山空港へ到着。その夜の宿泊先はゴンドラに乗るためのバスが出ている近くで「汤口(TangKou)」と言うところにしました。 
空港から汤口までのおよそ70kmをタクシーで移動するわけなのですが、メーターを倒してくれと交渉したのですが拒否され、他に手段もなく結局300元払わされました。”観光地あるある”ですね。

初日のホテルは「百川大酒店(BaiChuanDaJiuDian)」というところで、春節でも230元(2名1部屋)でOK。前のりで寝るだけなので十分ですね。

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この地図は「百川大酒店」のおねえさんが丁寧にルートを説明して渡してくれたもので、大変重宝しました。あらかじめルートが決まってるようですので、明日からその通りに回って行く予定です。

さあ、いざ仙人の住む世界へ

翌朝早めに出てバス(19元/人)に乗り、「云谷寺(YunGuSi)」と言うゴンドラ乗り場へ。この時点ですでに標高910m。さすがに春節ということもあり、すでに多くのヒトが並んでいて結局1時間以上待つことになりました。

崖っぷちにへばりついたアップダウンを永遠に歩き続けます。正直、いつ落ちるのかとビクビクしながら一番山側を歩き続けました。とにかく無言でひたすら・・・。

普通にこんなアップダウンが続きます。

途中きれいな樹氷がいっぱい。気温は低いのですが、アップダウンがすごいので暑いぐらいです。

宿泊した山頂のホテル『排云楼(PaiYunLou)』がタイミングよくあいていたのはホントにラッキーでした。ココに泊まってなかったら雲海でのサンセットも拝めなかったかもしれません。グレードが高いわけではありませんが、もし泊まるならぜひおすすめしたいホテルです。

天候が激しく変化するのが普通みたいですが、この日は穏やかで安定していました。こんなに運良く雲海が見られる天候に恵まれてとにかくラッキーの一言の1日でした。

黄山排云型旅酒店(Huangshan Paiyun Hotel)-主页
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2日目は体力の限界。しかも天候が・・・

お昼前に出発し、2日目のコースへ出発。
目差すは左上に小さく鉛筆のように写ってる「飛来石(FeiLaiShi)」 。小さく突き出てるヤツです。

2日目のコースがまたキツイ! さらに登り続けないと目的地にたどり着けません。登っては下りの繰り返し。ハッキリ言ってヘロヘロな状態で歩き続けました。中国のお年寄りの方々はみんな元気ですね。 自分の体力の無さを思い知らされました。

まもなく到着

コレが自然のものとは信じられません!誰か作ったんちゃうん?と疑ってしまいます。


さらに登り続け、今回のコースで一番高い位置の「光明頂(GuangMingDing)」に到着。

ココで1860m。ココにたどり着いてから気候が急変。一気に濃霧が立ち込め、残念ながら周りの景色が見えなくなってしまいました。なのでその後はひたすらゴンドラ乗り場を目指して歩き続けるだけになってしまいました。

結局2時間近く並んでやっとゴンドラに乗れました。下山は時間に余裕を持ってスケジュールを組まないといけません。ゴンドラはスピードが早いので斜め下りのエレベーターのようです。

降りたところが「玉屏楼(YuPingLou)」と言うところ。 ココからまたバスに乗って一旦「汤口」まで戻り、そこで捕まえたタクシーで空港へ。 帰りは若干交渉できたので200元でした。空港だとお客さんを捕まえやすいからでしょうね。

おまけ:ちなみに歩くのが大変ならコレ

こんな大変なところ歩けるわけがないという方のために、担いで運んでくれるというサービスがあります。とは言え、コレまで歩いてきたあんな大変の道のりを、コレに乗るなんてスゴすぎます。絶対に乗りたくないほど見てても恐ろしかったです。運ぶ人も超プロフェッショナルでスゴい技術と体力にあっぱれです。


あとがき

とまぁ駆け足で世界遺産の「黃山」をご紹介しました。
2日間で実際に歩いたのは10km程度だとは思いますが、とにかく急なアップダウンの連続で画像で見るよりかなり急なのでかなりの体力を要します。こう綴ってるとしんどい事ばかりのように思えますが、それ以上にこの感動は代えがたいものです。

もう1日余裕があればもう一つの世界遺産である「宏村(HongCun)」や「西逓村(XiDiCun)」などのコースもチェックしたいところですね。

いずれにしても皆さんが中国で絶景を堪能してみたいと思った際には、世界遺産の「黄山」を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、体力のあるあいだに行っておくことをオススメします。

❏ もっと詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。

黄山 - Wikipedia
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