観光スポット『ハルビンの氷まつり』(哈尔滨市)

yahong
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こちらは2019年春節時の旅行記です。旅行の際の参考になればと思います。

仕事では何度か行ったことのある哈尔滨(HaErBin、ハルビン)でしたが、なかなか機会なく行けてなかった「哈尔滨冰雪大世界(Harbin Ice and Snow World)」にやっと行ってきました。

中国嫁である愛ちゃんの回老家(帰省)のタイミングに合わせ、できるだけコストを抑えたルートで行きましたのでほぼ3日間かかりましたが、想像以上の迫力で行ってよかったです。

画像を交えていろいろとご案内したいと思いますので是非見てくださいね。

まえのりで、とりあえず大連へ

我が家ではいつものことなのですが、交通費をいかに抑えるかを考え、時間が許せるならその分のコストを遊びや飲み食いに使いたいという主義なので、旅行時の段取りの際は結構細かくチェックします。

今回は大連経由が一番安いという結論。関空~ハルビン往復はいくら安く取れてもエア便だけで一人往復10万円ぐらいかかってしまいます。そこを関空~大連をエア便、大連~ハルビンを高铁(新幹線)で行けば1/3近い金額で行け、さらに大連にも久しぶりに行ってみたかったのでこのプランで決定。逆に時間的には3倍近くかかるのですが、久々の訪中ですのでゆっくりできてよかったです。

エア便はもちろんLCC春秋航空なので関空では第2ターミナル。この空間にいると日本とは思えないですね。ほとんどが外国人。タイミングが春節ということもあり、ほぼ日本語は聞こえず中国語だらけでした。

大連空港に到着し、空港から市内へ向かう途中はとにかくイルミネーションがキレイです。春節の時期だからなんでしょうね。個人的には大連が日本人には一番住みやすい街だと思っていて、中国に永住するなら大連が第一候補です。

さて、なんで大連に寄りたかったかというと、海鮮を食べたかったからです。でも残念ながらいつも行ってた海鮮のお店はもうなくなってました・・・。どんなお店だったが気になる方は下記の記事をご覧くださいませ。

なので探して近所の別の店へ。お店で食べた料理の画像を下記に何枚かアップしますが、残念ながらローカルの小さな店でしたのでお店情報はありませんでした。

ちなみに泊まったホテルは「香洲大酒店」という4つ星ですが2人で4800円程度(290元、およそ16.5円/元)。海外は「一部屋いくら」なのでいいですね。

海外に暮らしていた自分にとっては、いまだに日本の宿泊施設での「お一人様いくら×人数」っていう料金設定がどうもしっくり来ません。日本も基本料金は一部屋いくらで、複数人数の場合、食事やアメニティが必要であればプラスいくら、にしてくれればありがたいと思います。海外の人からすれば日本の料金体系はなんで?と、なると思うのですけどね。

いざ哈尔滨(ハルビン)へ

2日目は大連北駅から高铁(中国の新幹線)に乗って移動なんですが、この手の駅はドコもほぼ同じ環境(デザイン)です。ドコの駅に行ってもあまり違う土地に来た感じはしません。ボクが思うにせっかくなのだから、その土地のイメージを打ち出すデザインや仕掛けがあってもいいと思うんですけどね。

あとあらためて思ったのは、やっぱり中国は広い!っていうこと。921kmの移動中の景色はほぼ同じ。しかも高速鉄道を通す場所自体があまり都会ではないため、当たり前なのですが多くの駅は街へ出るにも時間がかかって結構不便なところは否めません。以前も仕事で乗ると、駅から目的地へ行くのはかなり不便に感じました。

ちなみに以前新疆へ行ったときにゴビ砂漠をウルムチから哈密を経由して列車とバスで莫高窟へ向かったのですが、およそ1000km近い距離の車窓はともに半日ほぼ同じ景色でした。

そして目的地、ハルビンに到着

ハルビン西駅に到着し、駅からそう遠くないところにホテルを取りました。この駅自体は2012年12月1日にできたそうで丸6年経ちますが、その頃は周りに何もなかったようです。今はそこそこ街が形成されています。

ホテルは昨年できたばかりでマンションをホテルにしたようなパターン。今風でメチャ綺麗でした。2名で4000円程度(240元、およそ16.5円/元)です。

界隈を歩き回り、買い物も兼ねて4箇所ほどのショッピングモールを徘徊。中国で商業施設の開発に関わっていた者としての感想ですが、街としては「まだまだ感」が感じられました。周辺はさらなる建設も進んでるようなので将来ゴーストタウン化しないことを祈ります。

とりあえず着いてからは腹ごしらえということで久々に大好きな「春饼(ChunBing)」の店へ。この料理はもしかすると中国にいても東北地方にいる人しか知らないかもしれませんね。

「春饼(ChunBing」とは、薄いクレープのような皮で野菜や肉などいろんなものを巻いて食べる料理です。「北京ダックのデカい皮で何を巻いてもエエ版」という感じの食べ物です。これはサイコーにうまいです。日本でお店を出せば絶対に流行りそうなんやけどなぁ~、と思います。ただ、皮が結構難しいし、中の具のバリエーションがそこそこ無いとダメかもしれません。

ハルビンのこのエリアの街の風景やお店などをランダムに画像をアップしますね。

ちなみに上記の最後の画像はGUCCIやDiorのコスメが売られている販売機です。愛ちゃんに「ホンモノなん?」と聞くと「当たり前や!」と言われましたが、こんな感じで売られているとチョットどうなんかなぁ~と思ってしまいました。

やっと本題の「世界三大雪祭り」へ

氷まつりの情報だけ欲しかった方には前置きが大変長くてゴメンナサイ!、です。

ではとりあえず簡単に概要を。

調べてみると、日本の「さっぽろ雪まつり」カナダの「ケベックウインターカーニバル」と並ぶ『世界三大雪祭り』ということらしいです。実はボクは日本人でありながらさっぽろ雪まつりを見たことがないので大変申し訳なく思います。

まず入場には一人330元(今日のレートでおよそ5500円)かかります。高っか~~~っ!と思いましたが、まぁ、一生に一回は見といたほうがいいという氷まつりで、このためにわざわざハルビンまで来たので文句を言ってはいけません。

ただ、現地につくまでのタクシーの運ちゃんと話をしたら割引チケットあるで、ということだったのでそれで入場しました。運ちゃんのポッケには10元/人、ボクらの割引は10元/人。運ちゃんのお昼ごはん代も出るし、お互いがメリットあるのでとりあえずはよしです。「海外あるある」ですね。

では会場の内容はあんまりコメント入れても仕方ないので、フォトギャラリーでガッツリとご案内します。

会場での豆知識

ちなみに構内にはケンタッキーやピザハットなどメジャーなお店を始め、ローカルの飲食できるところがあるので、お腹が減ったときも問題ありません。ただ日本人の方が苦手な!?、中国では普通にあるギュウギュウ詰めの「相席」は覚悟が必要です。

この日はハルビンにしてはかなり暖かいマイナス20度前後でした。それでもそれなりに足が冷たくなったりしたので、かなりの防寒対策はやったほうがいいです。
① 靴の中のカイロ
② マスクや帽子で露出部分をできるだけ減らす

っていう感じでしょうか。ボクもマイナス30度以下の世界は体験したことないのでわかりませんが、極寒のときはマイナス40度ぐらいになるハルビンですので気をつけてくださいね。

なんと帰国の翌日「世界の果てまでイッテQ」で特集が

実は日本に戻った翌日の2/3の「世界の果てまでイッテQ」でたまたまココがピックアップされててビックリ!

さすがにこのボブスレーみたいなのはやりませんでしたが、自分もやったら良かったなぁ~と後悔。この番組見て、とりあえず観光地に行ったらオプションはカネかかってもやったほうがいいという発想になりました。

あとがき

とにかくあらためてすぐ近くに ”日本人が知ってるようで実はあまり知らないスゴい国” があるっていうことを感じました。日本ではあまり良い報道が流れない中国ですが、日本人が来たらビックリするような自然や文化がいっぱいあります。中国に13年半住んでたボクですが、まだまだ知らないことが多すぎます。

中国って広すぎて「中国人さえも理解できない国(いつも愛ちゃんも言いますが)」だとつくづく感じます。日本でさえも都会生まれ都会育ちの日本人だとなかなか沖縄や北海道は語れないのと同じだと思います。いやもっと極端です。隣の省は「外国」というぐらい違います。ちなみに北京市の面積(約16,410k㎡)は四国(約18,297k㎡)のひと回り小さい程度です。

中国は日本と比べ、面積はおよそ26倍、しかも56の民族が存在します。景色はもちろん、食、言葉、風習などそれぞれの文化の違いなども一つの国とは思えないぐらいバラエティです。機会があればぜひ中国のいろいろな場所を観光することをオススメしたいと思います。

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