大連から北朝鮮との国境『丹東』へ
ハッキリ言ってメチャキレイでした。
コレが中国と北朝鮮に掛かる『中朝友誼橋(ZhongChaoYouYiQiao)』という橋です。橋の向こうは北朝鮮です。夕方6時を過ぎるとライトアップされます。
そうココが朝鮮と中国の国境である遼寧省の「丹東(DanDong)」です。
大連から列車でおよそ4時間、目的地の丹東に到着。走ってる途中はほぼ農村地で景色はほとんど変わらず。偶然にも金正日が前日同じルートで北朝鮮から中国へ渡ったという、なんとすれ違い寸前のめちゃニアミスのタイミングでした。
なぜ「丹東」を訪れたのかというと、朝鮮族の友人の結婚式に参加するためだったのですが、式は翌日で、夜はフリーだったので散歩に出かけました。
ココ丹東はちょうど北朝鮮との国境の川沿いに位置し、ホテルから歩ける距離にこの橋があるので一目見ようと言うことで訪れました。ダンダン暗くなり、 6時頃にその橋がライトアップされてきました。これがなかなかのもので、デートスポットや観光地になっていて人がドンドン集まってきました。
観光地ということもあり、橋の袂ではおばさんが朝鮮服である「チマチョゴリ」をレンタルしています。
18時をまわり、あたりが暗くなると橋のイルミネーションが灯り始めます。
北朝鮮とをつなぐ『中朝友誼橋』
さてこの橋について簡単にご説明します。
この2本の橋を中国では総称して『中朝友誼橋(ZhongChaoYouYiQiao)』と呼びますが、この川の名称が『鴨緑江』であるため、正式には中国側から見て右のかまぼこ型のほうが『鴨緑江橋梁』、左側を『鴨緑江第二橋梁』と呼び、橋の長さは946.2mです。
先に建設された右側の『鴨緑江橋梁』は1950年米軍に爆撃され、現在は途中で途切れた形で残されれいます。それゆえ実際に使用されているのは左側のみとなります。
さらに下流に『新鴨緑江橋梁』の建設が計画され、中国側はすでに完成しているようですが、中朝関係の問題で現在も開通の目処が立っていないとのことです。
2本の橋があり、色が変化するイルミネーション。ズッといてても飽きません。
橋に向かって右方向から歩いていくと反対の左側は公園のように整備されてました。このあたりはライトアップされ、観光スポットになっています。
2020年5月と2021年11月時点の情報ですが、おそらくまだ難航しているのではないかと思います。ご参考まで。(2022.5月追記)
翌日は目的の結婚式に参加
そして翌日朝からは韓国式(朝鮮式)の披露宴に参加し、大盛り上がりでした。
中国での朝鮮式の結婚式は2003年に続き、これで2回目の参加です。披露宴が終わり、みんなでカラオケ、晩飯、その後主賓の兄貴と意気投合したのでホテルの部屋でも。結局8時間、白酒を飲み続けてブラックアウトしてしまいました・・・。
テーブルに並べられた豪華な料理。正面やいたるところにあるお菓子などは参加者が自由に持って帰っていいようです。(日本で言う引き出物みたいなもの?)
そして丹東空港から北京へ
最終日は丹東からエア便で戻ることになっていました。到着した丹東の空港は田舎のバスターミナル並みのような小さな空港でした。1日1便しかなく、チェックインと登場時、機内のスタッフは兼任ということなので、CA自身すべてを担い、便と一緒に往復する感じなんでしょうね。