知らぬ間にリニューアルされていた『秀水街』
年明けすぐのお話。
久々に「秀水街(XiuShuiJie)」へ行って来ました。
ビックリしたのはいつの間にやら内装が大幅にリニューアルされていました。なんとチョットした商業施設のように整然とした雰囲気に。オリンピック前に建物自体をビル化し、それからさらに内装まで変わっちゃいました。
ボクが深センから北京に移ってきた2004年頃はこの近くに住んでいたのですが、この界隈も全く違う感じでした。当然この秀水も今は面影のカケラもない状態です。
2004年の秀水街
深センから移ってきた2004年の秀水街の画像が少し残っていますのでご紹介します。
2004年6月、この頃はまだこんなエントランスでした。ビルではなく、平屋建ての市場のような感じでした。長安街に面しているココが正面ゲートでした。
このゲートをくぐると軽自動車が1台なんとか通れるぐらいの通路の両脇に露店がギッシリ。この頃から英語やロシア語の堪能なお姉さん方が一生懸命外人さんたちを口説いていました。その営業力はホントに凄かったです。
奥まで抜けるとちょっと広くはなりますが、それでも同じようにいろんな店がひしめき合っていました。チョットした小吃で休憩なんてこともできます。掘り出し物を探す宝島のような世界です。
記憶では確か奥まで抜けると出れなくなって脇の道路からまた正面に戻ってきたような気がします。
個人的にはすごく残念な近代化
個人的にはこの頃の秀水のほうが好きです。おねえさんたちとの交渉もエキサイティングでちょっとした旅行気分にもなれましたし、なんといっても今よりもゼンゼン安かった。(当たり前ですね。)
昨今の街の開発に伴い、古き良き街並みの「胡同」なんかが少なくなっていることも本当に悲しいことです。模倣品の規制や街の近代化を目指し変わってしまったわけですが、根本的に中身はあまり変わってないような気がします。コレ以上「北京らしさ」が変わらなければいいのにな~っと思う今日このごろです。