麻婆豆腐作るなら必須の最強コンビ!

「愛♥麻婆」の看板メニュー、麻婆豆腐

お店をリニューアルしてからはや3ヶ月チョイが経過し、以前(店名:NoCCS)に比べ少しはお客さんに認知されるようになってきました。

お店の名前を「愛❤麻婆」に変え、麻婆豆腐をメインのメニューにしてからは麻婆豆腐好きの方が徐々に訪れるようになり、いかに店舗名やファサードのデザインが重要かということを思い知らされたのが本音です。お店の内容はそう大きく変わっていないのに認知度が上がったということは、何をやっているお店なのかがお客さんに伝わっていなかったということですね。

ホント反省・・・・・・。

さて本題に入ります。

「愛❤麻婆」という名前なのですが、四川料理の店に特化しているわけではなく、コレまで通り「中国家庭料理」をいくつかご提供しています。その中でも主力である麻婆豆腐がやはり大人気。

今日はその麻婆豆腐の人気の秘密についてちょっと語ってみたいと思います。 

麻婆豆腐の発祥は四川省

麻婆豆腐は日本でもおなじみですが、元々は四川省発祥で1970年代に陳建民さんが日本に伝えたと言われています。ただ日本人向けに若干改良されたそうなので、それが日本の今の麻婆豆腐のベースとなっているようです。

麻婆豆腐という名前の由来を簡単に。

陳劉という麻(あばたの意味)のあるおばさんは「陳麻婆」と呼ばれていたそうで、そのおばさんが作った料理であることから麻婆豆腐と名付けられたそうです。

この陳麻婆の名前を冠としたお店もあります。日本にもお店が出ていますし、この名前を使った商品も販売されているのでご存知のかたも多いかも知れませんね。

ココが成都にある「陳麻婆豆腐本店」です。

中国でも四川料理店はほとんどのエリアにあるので麻婆豆腐はふつうに食べられる料理です。ただ各地によって食の好みが異なるので場所やお店によって味付けは異なります。上海で食べたときは、やはり痺れも辛さも控えめでした。個人的にはやっぱり本場の四川で食べる麻婆豆腐が一番美味しいですね。

特に四川では「麻辣(MaLa)」と呼ばれる花椒のしびれ(麻)と唐辛子の辛さ(辣)の組み合わせの料理が多くあります。麻婆豆腐もその一つで、四川で食べる麻婆豆腐はかなりしびれます。汗ダクダク、唇はジ~ンと痺れて麻痺してきます。でも美味しくて何度も食べてしまう、まさにクセになる辛さです。

四川料理の要は汉源花椒と郫县豆瓣酱

この美味しさの要となっているのが、『汉源花椒』と『郫县豆瓣酱』です。ともに夕張メロンや青森りんごなどのように「産地」が名称に入ったブランド調味料です。

汉源花椒(HanYuanHuaJiao)

産地は四川省雅安市汉源县。とにかく香りがスゴく良くて、かなり赤みがかった色をしています。一粒口に入れてかじるだけでも口の中がジ~ンと痺れます。

愛♥麻婆ではこの花椒をミルして使用しています。ミルしてしまうと徐々に香りも風味も落ちていきますので、必要な分だけ定期的に準備するようにしています。お店のテーブルに置いてある花椒もこの花椒です。

郫县豆瓣酱(PiXianDouBanJiang)

産地は四川省成都市郫县。日本でよく売られている豆板醤は赤みがかっているのですが、郫县豆瓣酱は熟成期間が長く、黒っぽい色をしています。単に辛いだけではなく、深みのある辛さがお料理を引き立てます。

最低限この2つの調味料がなければ美味しい麻婆豆腐ができないわけです。もちろん他の料理を作る際もこの2つの調味料、特に豆板醤は大活躍し、中国料理らしい深みのある辛さが出せます。

ということで、本日は簡単ですが美味しい麻婆豆腐を作るための調味料をご紹介させていただきました。

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