【続報】出入国管理法についてVol.2

前回に引き続き情報発信しますのでよろしければ参考にしてください。

さて先日、出入国管理法の細則となる「外国人出入国管理条例」が交付されました。すでにビザの発給については申請期間が長くなったりと面倒なことが起こっていますが、この条例についてもう少し簡単にまとめてみました。

とにかくビックリしたのはビザの種類がやたら増えたということです.

【 新しくなるビザの種類 】
▶ Cビザ ⇒ 交通や運輸に関わる仕事で中国を行き来する方
▶ Dビザ ⇒ 中国に永住する方
▶ Fビザ ⇒ 交流や訪問目的の方
▶ Gビザ ⇒ 他国に行くためのトランジットする方
▶ J1ビザ ⇒ 外国報道関係の外人記者で常駐する方
▶ J2ビザ ⇒ J1の短期ビザ
▶ Lビザ ⇒ 観光目的で入国される方
▶ Mビザ ⇒ 商業貿易活動を行う方
▶ Q1ビザ ⇒ 中国永住権のある親族などへの団欒のため訪問する方
▶ Q2ビザ ⇒ Q1の短期ビザ
▶ Rビザ ⇒ 国が必要とする偉い方や専門人材の方
▶ S1ビザ ⇒ 就労や留学などで滞在中の親族の方
▶ S2ビザ ⇒ S1の短期ビザ
▶ X1ビザ ⇒ 長期留学目的の方
▶ X2ビザ ⇒ X1の短期ビザ
▶ Zビザ ⇒ 就労目的の方

以上のように、書き上げるのを途中でやめようかと思うぐらい細かく分類されています。申請時にドコに分類されるのかも良く調べないと間違いそうですね。ちなみに「短期」とは180日までで、181日以上は「長期」とみなされるようです。

yahong
yahong

上記分類はボクの解釈で簡単に要訳したため、若干の間違いがある可能性がありますので詳しくは再度専門の方にご相談ください

とにかく各ビザごとにそれを証明できる書類がなければ申請出来ませんので、コレまでのように「じゃぁとりあえずこのビザで・・・」というわけにはいかなくなるようです。かなり厳格化されたため、コレまでの短期で仕事に来られていたFビザの方はMビザに、家族帯同で来られている家族の皆さんはSビザ系への変更になりますね。

条例施行は9月1日ということですので、それ以降の方はコレが適用され、しかも指紋などの生体情報も取られるようになるということです。なんでココまで厳しくなるのかな~、と知り合いの中国人にも話してみると、海外から入国した外国人の不正就労(無許可営業など)による脱税が多いからでしょうね、と。

日本人の皆さんは日本の会社からの出向の方が多いかとは思いますが、他国の外人さんは意外にそういうケースが多いらしいです。なのでこういった面から考えると今後ますます制度が厳しくなり、普通にちゃんとやってる方々にも面倒なことが及んでいくと考えられます。

正直、勘弁してや~、とも叫びたくなりますが、ある意味悪いことができなくなり、公平な環境になっていくという意味では歓迎すべきことでもあるかもしれません。

以上、NoCCSからの続報でした。

タイトルとURLをコピーしました