八王坟東のバスのりば

長安街東と西大望路が交差する場所(大望路駅の上)を「大望橋」と言いますが、バス停では「八王坟(BaWangFen)」という名称を使います。この交差点を中心に「八王坟東」、「八王坟南」、「八王坟西」、「八王坟北」と4箇所バス停があるのですが、東行きの「八王坟東」のバス停はラッシュ時、ものすごい人で埋まります。

昨今は順番に並ぶ人が増えたので整然としていますが、昔は車道一車線分まで人が溢れ出ていました。なんせバス停が100m以上にもわたって連なっているので、一気にバスが来た場合は十数台停車し、そこに人がなだれ込みます。大戦争ですね。

北京の東側の「通州(TongZhou)」というエリアがココ10年ぐらいの間に開発が進み、このエリアから通勤している人が増えたのも理由の一つです。中国ではやはり「持ち家」の習慣があり、手の届く物件となるとどうしても郊外になり、この「通州」は数年前に一躍そういった対象になったようです。

今では通州も家賃が上昇し、その延長の河北省にまで広がっています。日本のように鉄道のインフラがまだまだ弱い北京では通勤が大変ですね。特にこの季節、暑くて辛い。しかもバスは時間がいい加減なので来るときは一気に来ますが、来ないときは20分近くも待たされることも・・・。地下鉄がドンドン増えて昔からはかなり便利になった北京ですがまだまだ「快適」というには程遠いようです。

2014年末には「14号線」が開通予定。北は望京エリアから大望路を通過して更に南へ下り、北京南駅も経由して西へ抜け、ますます便利になります。しかしながらそれに伴い、おのずと家賃が高騰することを考えるとゾッとする今日このごろです・・・。

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