線路のど真ん中で売るオジさん

ボクの仕事場は北京の東四環外にあり、地下鉄の最寄りの駅が「四恵」というところになります。その駅の近くに別で線路が通っていおり踏切があります。この路線ルートは貨物専用のようで、ほとんど列車が通ることはありません。よって遮断器はありません。

ただ万が一、コレに引っかかるとおそらく10分程度は渡ることができません。何両編成なのかはよくわかりませんが、ゆっくりと永遠に連なって走ります。どれぐらいの間隔でその列車がやって来るのかもわかりません。ココに事務所を移してからすでに6年以上経ちますが、引っかかったのは過去に2回だけ。まぁそう頻繁にこの踏切を渡ってるわけではないんですけど・・・。

その踏切のど真ん中で何かを売るオジさんがいます。何を売ってるのかよくわかりませんがおそらくちょっとした果物だと思います。なんかやたら「サマ」になってるな~と思い、特に何があるわけでもありませんが激写してしまいました。

気になったのでコレを踏切と呼んでいいのか調べてみましたが、警報機も遮断機もない踏切を「第4種踏切」と呼ぶそうです。ココはさらに踏み板も何もないのでさらにランク上!?の「勝手踏切」になるのではないかと思っています。元はレンガの壁があったようなですが、それをブチ破ったような感じで、上記画像のように人が自由に行き来できる生活道路になっています。

でも列車が来た時はどうやってわかるんでしょう。きっと誰かが「火车来了!(電車来たぞ~!)」って叫ぶんだと思います。

上記の画像は2年前の冬に同じ場所で撮ったものです。北に位置する北京は乾燥がひどく、あまり雨が降りません。それゆえに雪もあまり降らないんです。年に2~3回ドッと降ってそれっきりっていうパターンが多いです。

ちなみにオジサンは画像下に写っているこのブロックに座っていると思われます。

コレも同じ日に撮ったのですが、いつもこんな感じで「勝手踏切」の横で果物なんかを売っている人たちが多くいるんです。なぜかと言うと駅に向かう人は必ずココを通るからなんです。理にかなってますね。

ということで本日はなんでもない北京の一風景をお届けしました。

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